2018年12月29日土曜日

今週の読了

■その悩み、哲学者がすでに答えを出しています/小林昌平 文響社 2018
 デカルト 困難を分割せよ
 アドラー 自分の課題と他者の課題を分離せよ
 ショーペンハウアー 孤独を愛する人は、金鉱を手に入れたようなものだ
 ハイデガー 死を自分ごとととらえたとき、人は自分の本来的な生に目覚める

■何のために/中村文昭 サンマーク出版 2018
 旅に出るときの荷物の多さは、その人が抱えている不安の量に比例する
 今日から『何のために』を考える。毎日考えると道が開ける。
 自分の為に学ぶなんて、たかが知れている。学んだことで人に喜んでもらうことを
 目指したほうが、人生はでっかくなる。
 
■日本が売られる/堤未果 幻冬舎 2018

■心臓に毛が生えている理由/米原万里 角川学芸出版 2013
 限られた時間内に獲得した知識を総動員して書面であれ口頭であれ、ひとまとまりの
 考えを、他人に理解できる文章に構築して伝えなくてはならない。
 論理性は、記憶の負担を軽減する役割を果たしているわけで、文字依存度が高い
 日本人に較べて、それが低い西欧人の言語中枢の方が論理的にならざるを得ない。
 創造力とは何だろう。記憶力や情報整理力など脳の基礎体力の上に成り立つもの
 のような気がしてならないのだ。わたしたちは、キャベツの葉を剝くように、
 今後も脳の持てる力をどんどん削ぎ落していくのだろうか。

 

2018年12月22日土曜日

今週の読了

■京都の流儀/徳力龍之介 木楽舎 2011

■働き方改革の嘘/久原穂 集英社 2018


2018年12月15日土曜日

今週の読了

■武器になる哲学/山口周 KADOKAWA 2018
 予告された報酬は、人間の創造的な問題解決能力を著しく毀損する
 人が創造性を発揮してリスクを冒すためにはアメもムチも有効ではなく
 そのような風土が必要だということであり、更にそのような風土の中で
 敢えてリスクを冒すのはアメが欲しいからではなく、ムチが怖いからではなく
 ただ単に「自分がそうしたいから」ということ。
 本音では誰も公正など望んでいない
 公正で公平な評価は本当に望ましいか。仮にそれが実現したとき
 「あなたは劣っている」と評価される多数の人々は一体どのようにして自己の存在を
 肯定的にとらえることができるのか。

■ズバ抜けて頭がいい人の本棚は何が違うのか/成毛眞 三笠書房 2018
 本は読んだそばから忘れていい。覚えることを自分に課したら読書が苦痛になる
 本棚で過去の自分を把握し、本棚を成長させ未来のなりたい自分になる
 名言集の言葉は、自分の引き出しの中に入っている何かを刺激して新しい言葉を
 作り出すきっかけになる
 
■京都がなぜいちばんなのか/島田裕巳 筑摩書房 2018
 

2018年12月8日土曜日

今週の読了

■遺伝子の不都合な真実/安藤寿康 筑摩書房 2012
 行動遺伝学の3原則
 ①行動にはあまねく遺伝の影響がある
 ②共有環境の影響がほとんど見られない
 ③個人差の多くの部分が非共有環境から成り立っている
 環境は4つの形で行動に関わっている
 ①行動の意味が環境によって異なる
 ②行動自体が環境によって異なる
 ③環境の意味がひとりひとり異なる
 ④遺伝の意味が環境によって異なる

2018年12月1日土曜日

今週の読了

■40歳を過ぎたら、定時に帰りなさい/成毛眞 PHP研究所 2016
 他の人とは違う人生を選べた時点で、自分の人生における勝者になっている。
 お金の多寡など問題ではなく、これからの人生は思い切り脇道にそれ、
 いままで見たことのない景色を見て、いままで味わったことのない感動を得る

■「イラっとくる」の構造/榎本博昭 KKベストセラーズ 2014
 ムカつくことがあったのではなく、ムカつく自分がいた
 腹が立つから怒鳴るのではなく、怒鳴るから腹が立つ
 自分の生理的興奮状態にどんなラベルをつけるかによって感情の種類が決まる
 よい意味の「上から目線」にたってみる
 相手が悪意を向けてきたのではなく、自分が怒ることを選択した
 「感謝の気持ち」や「申し訳ない思い」が湧いてくることによって、自己中心的な
 心の構えが解除され、人に対して恩着せがましい心を捨てられ、寛容な心を
 持てるようになる

■なぜヒトは学ぶのか/安藤寿康 講談社 2018