2017年4月29日土曜日

今週の既読

■クラウド時代の思考術/ウィリアム・パウンドストーン 青土社 2017
 ・インターネットは自分が何を知らないのかに対して無自覚にしてしまう
  不完全な知識はゆがんだ心の世界地図を作り上げる。
 ・広い知識を身につける生涯教育は富や健康を達成する手段ではない
  我々の直感と想像力を形作る。それは自分の意見や夢のベースとなる。
 ・豊かな知識を持つ者だけが、自分の無知さ加減を理解できる。

■米原万里ベストエッセイ①/米原万里 KADOKAWA 2016
 初級を徹底的に身につけること、これが言語を身につける基本
 不自由な思いをして身につけた事ほど自己表現も自在だし解放感も大きい
 翻訳者は調べる時間がたっぷりあるが通訳者はその時点での知識と教養で勝負するしかない

■最新数字力養成講座/小宮一慶 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2016
 流動資産÷流動負債=流動比率 (120%以上なら安心)
 純資産÷資産=自己資本比率 (製造業20% 卸売15%以上なら安心)
 現預金÷月商=手元流動性 (1ヶ月の月商分あれば安心9
 労働人口=働いているひと+失業者(200万人) 計6548万人

■ぼくらの頭脳の鍛え方/立花隆・佐藤優 文藝春秋 2009

2017年4月22日土曜日

今週の既読

■肉体の悪魔/ラディゲ 光文社電子 2013
 彼女は僕に救助してもらいたいのか、一緒に溺れてほしいのか、僕には分からなかった
 悲しいのは命と別れを告げることではない、命に意味を与えてくれるものと別れることだ
 僕は早くも生まれてくる子供を愛していたが、愛するがゆえに拒んでいた
  子供の悲劇的な人生の責任者になりたくなかった

■やっぱりヘンだよね/堀江貴文・西村博之 集英社 2016
 本当は無意味なことを正しいことだと思い込んで他人に押し付けない
 自分の人生が毎日の連続性で成り立っている実感を持つ
 防衛費に1兆円使うのなら、相手にあげてしまっては?

■風の谷のナウシカ【2~4】/宮崎駿 徳間書店 1993~1996

2017年4月15日土曜日

今週の既読

■イワン・イリイチの死 ■クロイツェル・ソナタ/トルストイ 光文社電子 2013

■偉くない私が一番自由/米原万里 文藝春秋 2016
 作品の長さは作家が女を口説き落とすまでにかかる時間に比例する
 未知の食べ物に対する許容度と政治的革新度は比例する
 主観的に語り偏向に発言し自由を得る 自分の言葉が一番自由

■急に不機嫌になる女、無関心になる男/姫野友美 青春出版社 2017
 男は解糖系、冒険とスリルを求める 女はミトコンドリア系、安定と持続性を求める
 脳の構造上、女の感情記憶には時効がない
 人の幸せは腸で作られる(セロトニンやドーパミンは腸内細菌が作る)

■ネットバカ/ニコラス・G・カー 青土社 2010
 ネットが助長する絶え間ない注意散漫状態(深い思考、創造的思考を妨げる)
 記憶-短期記憶(直近の印象、感情、思考)と長期記憶
 ※短期記憶の中の作動記憶が長期記憶に移動する
 作動記憶が限界に達するとシグナルとノイズを区別できずデータを消費するだけになる
 バラバラの情報の断片をパターン化された知識へと組織することによって
 スキーマは思考を深く豊かなものにする

2017年4月8日土曜日

今週の既読

■老人と海/ヘミングウェイ 光文社電子 2011

■経済古典は役に立つ/竹中平蔵 光文社 2010
 利益を追求する推進力と競争という抑止力によって見えざる手が働く(アダムスミス)
 子供の数を制限し豊かさを選んだ(マルサス人口論)
 不況を通じて効率的な会社が残る、資本主義は強くなる(シュムペーター)

■私の生活流儀/本多清六 実業之日本社 2013
 早朝希望に置き、深夜感謝に眠る
 【メモ】断片的な知識の集積が大切、妙案妙策も瞬間的な閃きから生まれる
 平凡こそ最も確かであり、効果的であり間違いのない方法である

■ポッキーはなぜフランス人に愛されるのか/三田村蕗子 日本実業出版社 2015
 お菓子は平和産業 平和な毎日が約束された環境にあってこそお菓子の価値が活きる
 カルビー ジャガイモは日本収穫量の10% サプライチェーン
 じゃがいもでは世界進出できない フリトレーのレイズ(アメリカシェア50%)
 ポッキー、フランスでは【ミカド】  メジャーリーガーお気に入りのハイチュウ

■20代で身につけるべき本当の教養を教えよう/千田琢哉 学研プラス 2016
 自分のためにググるのではなく相手のためにググるのが仕事における教養
 継続できる人は信頼に値する(上位1%に入る)
 ネット情報はジャンク、高い知識を得たければ高いハードルの出版された書籍
 【急がば回れ】と【善は急げ】を切り替える

2017年4月1日土曜日

今週の既読

■ユニ・チャーム式 自分を成長させる技術/高原豪久 ダイヤモンド社 2016

■出し抜く力/セス・ゴーディン 訳:神田昌典 三笠書房 2016
 どこで誰のために働くかは人生でもっとも重要な決断の一つ
 物事の価値を数字で考えず、数字を具体的な経験日¥に置き換える
 1000人の顧客を見つけ主導できればビジネス(生活)を変える大きな力となる

■自分の半径5mから日本の未来と働き方を考えてみよう会議/出口治明・島澤諭
 SBクリエイティブ 2016
 鎖国という政策は【人間は交易を行うことで豊かになる】という基本原則に反している
 自分事で考えれば【勉強ができなくてもヤル気があればOK】という無責任な発想にならない
 沈む船から【子供→女性→男性→高齢者】 子供ファーストは人類共通の大原則

■電通事件/北健一 旬報社 2017
 疲労を過労に、過労を疲弊に、疲弊を疾病にするのがストレス
 徐波睡眠が疲労回復でレム睡眠がストレス解消
 労働はワークルールの中にある 仕事とは天職である

■嫉妬の世界史/山内昌之 新潮社 2004
 森鴎外に足りなかったのは嫉妬される存在として堂々と沈黙する勇気であった
 他人の嫉妬を買わないようにする如才無さを鍛錬で身につける
 自分の能力と限界を知る秀才なら敵わないと思った天才に嫉妬しない
 この両者の調和がはかられた時に人間関係も成功する

■世界最強の商人/オグ・マンディーノ KADOKAWA 2014
 弱者とは自分の感情が行動を支配するのを許す人
 強者とは自分の行動によって感情を支配する人
 市場で私の価値を決めるものは私の行動による結果だけ

■不正に走る普通の人たち/前田康二郎 日本経済新聞出版社 2016